しょーもない一日を書く

前日。眠いがままに練り。

 

風呂も入らで。

 

歯も磨かず。

 

目は十時に空くもまた練り。

 

気が付けば家に誰も居らず。

 

スマホは12時を示す。

 

不潔そのものはようやっと身体を起こす。

 

小水には行けど不潔顔はそのままで。

 

口はゆすぐのみ。

 

鏡に映し出された不潔の目には、どうにも意思が感じられないのだ。

 

さながら、自己というものに関心のない、生ける屍のような。

 

不潔は、不決の現れのように思えた。

 

僕の意思は?どこに。

 

深く物事が考えられないのは自覚していたはず。

 

「自覚」なんてものが、そもそもよくわかってないのではないか。

 

どうにも動物的な感性の持ち主なのか、感覚的にわからないものはわからないのだ。

 

映画一つ見終えて。

 

出てくる言葉は、だれもかれも使っているような「無理」「尊い

 

もはや「おもしろかった」すら表せなくなっているのか。

 

単純に面白かったからではなく、見終えて複雑な感情を抱いているにも拘わらずそれを言葉に表せていないだけならまだしも。

 

頭を空っぽにしてしか物事を図れないなら。

 

この世の文化といったものの大半は、理解しがたいガラクタと化すのだろう。

 

わかりたい。

 

映画を。

 

物語を。

 

他人を。

 

自分は。

 

あんまりわかんないままで。

 

ねむい。

 

練り。